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BLW離乳食とは?「まいた家流BLW」を実践して感じたメリットやデメリットを紹介。

どうも、2022年に娘が産まれ2025年からこのブログを運営しているまいた家のタケオ(父)です。このブログでは、実際に子育てをする中で気づいた育児術や食育に関して発信しています。
BLW離乳食って知っていますか?「興味があるけど、やり方がよく分からない」「先行事例を参考にしたい」そんな方向けに、まいた家流BLWを紹介します!
BLW離乳食について興味があるけれども、本当に良いものか分からない、自分の子供で実践する勇気が出ない、そんな方も多いのではないでしょうか。まだ日本ではそれほど一般的な食育法ではないため、メソッドやノウハウが十分には公開されていないように感じます。
まいた家でもBLWを導入する際は不安もありましたが、実際にやってみて数多くのメリットを感じました。また、教科書通りのBLWを実践しながらも自分達に合う方法に適宜カスタマイズし、「まいた家流BLW」を生み出しました。
この記事では、まいた家で実施したBLWに関する試行錯誤の様子や実際に行って感じたメリット・デメリットを紹介していきます。BLWの導入を考えている方や、既に行っているけれども苦戦されている方たちの参考となれば幸いです。
この記事を書いた人

・研究職サラリーマン、まいた家のタケオ。
・子供の誕生を機に食育や育児術に目覚め、育児オタクへと変貌。
・安心して食べられ、かつ、美味しい食材を日々探求。
・エビデンスに基づき、感情論ではない冷静な視点での分析がモットー。
・過去には遺伝子組み換え研究にも従事。理学(修士)。
この記事でわかること
①従来の離乳食とBLWの違い
②まいた家流BLW(実践して工夫した点・反省点)
③BLWを実践して気付いたメリット・デメリット
1、BLW離乳食を始めたきっかけ
まいた家ではマイコ(娘)が生後5か月になった頃からペースト状から始める一般的な離乳食を実施するつもりでした。しかし、ふと平均よりも小柄なマイコが一般的なタイミングで始めて良いのか不安になり、離乳食開始の条件などを調べていたところ、「BLW」という単語を見つけました。

んっ?BLWってなんだ?離乳食のやり方にも選択肢があるのか・・・
なんだこれと思って調べてみると、とても興味深く理にかなっていると感じ、また親側にもメリットがありそうだなと思ったため実施してみることにしました。
2、BLW離乳食とは?特徴を紹介!
BLWとはBaby-led Weaningの頭文字をとったもので、直訳すると「赤ちゃん、主導する、離乳」つまり赤ちゃん主導で離乳食を進めていくことを意味します。イギリス発祥の食育法と言われています。
従来の離乳食との違いをまとめると以下の通りです。
従来の離乳食とBLWの違い | ||
従来の離乳食 | BLW | |
食べ方 | 大人がスプーンで与える |
赤ちゃん自身で手掴み 食べる量やペースも赤ちゃん次第 |
食べるもの | ピューレ状からスタート | 固形食からスタート |
赤ちゃんの目線・焦点 | 食べさせる人 | 食材 |
離乳食開始時期 | 生後5〜6ヶ月 | 生後6ヶ月 |
(1)赤ちゃん自身で手掴みで食べる!
従来の離乳食では、大人がスプーンで赤ちゃんの口に食べ物を持っていくのが一般的ですが、BLWでは赤ちゃん自身が自分の手を使って食べます。また、食べる量やペースも赤ちゃん自身に委ねられます。
BLWでは離乳食で栄養を摂ることが主目的ではなく、食べ物に対して興味を持ってもらうことが一番の目的のため、たとえ全く食べなかったとしても構いません。

(2)食べるものは窒息しなければ形状はなんでもOK!
従来の離乳食ではピューレ状になった食材を与えることからスタートするのが一般的ですが、BLWでは固形物からスタートします。
BLWではピューレ状ではなく、赤ちゃんが手で持ちやすい形の固形物を与えます。
軟らかくゆでた野菜や果物から始めるケースが多いですが、基本的に何をあげてもかまいません。
窒息の危険性がある食べ物に気を付けること、塩や砂糖をごく控えめにすること、肉魚にはしっかり火を通すこと、ハチミツをあたえないこと、以上のことには気を付けましょう。
BLWの初期、まいた家では具体的には柔らかくしたブロッコリーやニンジンなどを与えていました。まずは食べ物に興味を持ってもらうことが目的なので、実際に食べなくても気にしませんでした。手で握って感触を確かめたり、潰したり、舐めてみたりと食材で遊んでいる様子でした。

なお、窒息のリスクが最も怖いので、必ず見守りながら進めてください。

BLWを始めたらミルクはどうしたの?

BLWを行いながらミルクも併用して与えたよ。BLWを始めても基本的な栄養はミルクから摂取する考えだよ。BLWが進んでいって、少しづつ自身で食べる量が増えていくと、自然とミルクの量も減っていったよ。
また、「食べなくてもOK」という考えだから、空腹で不機嫌な時は食事前にミルクを与えてご機嫌な状態になってから食事していたんだ。おかげでマイコにとって食事は楽しい時間になったみたい。
(3)赤ちゃんの目線・焦点が食べ物!
従来の離乳食では、食事中の赤ちゃんの目線(焦点)は食べさせてくれる人に向きます。そして、口を開ければ食べ物が入ってきます。どちらかというと受動的な姿勢です。
これに対してBLWでは、赤ちゃんの目線は食べ物に向きます。そして感触を確かめたり、匂いを嗅いだりして、自身で口に運びます。より積極的に食べ物と向き合うのがBLWとも言えます。

まいた家では「5感によって刺激を受けることが、脳の成長においてプラスになる」と考えているため、その点でもBLWに共感できました。

「5感を使った育児」や、「脳の成長」については以下の記事でも解説しています。
(4)BLWの開始時期は?
「厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド」では従来の離乳食は生後5ヶ月頃から10倍粥で進めるという方法が推奨されています。
一方BLWでは、WHOが推奨している生後6ヶ月頃から始めることを推奨しています。
ただし、開始時期の月齢はあくまで目安であり、両方とも一人一人の発育状況によって柔軟に対応すべきと留意されているため、開始時期についてはあまり違いはないと考えて良いでしょう。
まいた家では、娘(マイコ)の体格も小さめだったため、生後6ヶ月頃からゆるゆるとスタートしました。

生後6ヶ月頃
蒸し野菜からスタート

生後7ヶ月頃
窒息が怖いので柔らかめのおにぎり等を主食に変更

生後9ヶ月頃
柔らかいお肉(ハンバーグ)等でタンパク質も少しづつ増やしていきました。

生後10ヶ月頃
トマト大好きでまるかじり。焼き魚も食べれるようになってきました。

生後11ヶ月頃
自らフォークを使い始めました。まだまだ上手く使えず、基本的には手で食べています。

生後12ヶ月頃
旅行先のビュッフェ。食べられそうなものを選べば、自分で食べてくれるので助かります。

手の使い方が段々と上手になっている様子を見て見て〜🎵
3、まいた家流BLW:まいた家でアレンジした点・工夫した点

最初は一般的なBLWの方法で始めたけど、進めていくうちに、まいた家流にアレンジした点があるよ。
(1)固形物ではなく窒息しないものを優先
BLWでは初めは蒸し野菜など、ある程度の大きさの握りやすい固形物を推奨しています。まいた家でもその通り始めていたのですが、どうしても窒息のリスクが怖く、せっかく一緒に食卓を囲んでも見守ることに一生懸命になって、自分の食事も進まず、毎食どっと疲れてしまいました。娘にとっても、親が心配そうな顔で見つめてくる中で食事をとるのはあまり居心地良くなかったと思います。
そこで途中で方針転換し、握りやすさよりも窒息しない食べ物を優先するようになりました。その結果、安心して子供に食事を任せることができるようになり、親も自分の食事を楽しむ余裕ができました。食卓の雰囲気も明るく楽しいものになり、家族全員のQOLが上がったように感じています。

BLWというと握りやすい固形物を与えるというイメージが強いですが、固形物にこだわる必要は全くありません。あくまでも赤ちゃん主導で離乳食を進めることがBLWの目的の為、無理に最初から固形物を与えるのではなく、窒息する可能性の低いものを与えるのがお勧めです。
次回BLWを行う機会があったら、初期はおかゆやピューレ状のものをもっと与えたいと思っています。
(2)後片付けを考えた服装・食器など
食器はなし
当初は下の写真のようなシリコン製の食器を用いていましたが、確実にぶん投げます 笑

散らかる点がBLWのデメリットの一つですので、いかに掃除を楽にするかがポイントです。
余計な食器を使うより、直に食べ物を置いた方が掃除が楽でした。取り外しが簡単なストッケのテーブルは洗いやすくて大活躍でした。また、床の下には新聞紙をひいて、床掃除は新聞紙を捨てれば良いだけに工夫しました。
服装はできるだけ軽装
服装についても夏であれば、おむつ・下着一枚・エプロンで実施しました。洋服は必ず汚れてしまうので、できるだけ薄着の方が洗濯が楽です。肌に直接食材がつきすぎると、肌荒れにもつながるので下着一枚は着せていました。
BLW初期は以下のような防護服を着ていたのですが、動きにくそう、手が使いにくそう、食材が引っかかるのでやめました。

また、BLW初期は髪の毛やお顔にも食材が塗りたくられるので、お風呂の前にご飯を食べてその後お風呂に直行という流れがおすすめです。
4、実践して気付いたBLWのメリット
(1)離乳食作りが楽
通常の離乳食ではお粥やペースト状のものを作る必要がありますが、BLWでは食材をそのまま食べやすい大きさに切って柔らかく茹でたりレンチンするだけで良いので、離乳食作りが楽です。まいた家では大人用の汁物や煮物の具材をクタクタになるくらい柔らかめに作り、味付けする前に取り分けて与えていました。
赤ちゃん用のベビーフードを購入することもないので、コストパフォーマンスも良いと思います。その分、品質の高い安全な野菜など、素材の質にお金をかけることができます。
(2)子供自身で食べるので、親が一緒に食事を楽しめる
家族で食事を楽しむこともBLWの目的の一つなので、全く食べずに遊んでいようが気になりません。食材に興味を持って楽しく食卓に座っていれば良いと考えていたので、かなり心に余裕が持てました。
離乳食初期は基本的な栄養はミルクでとっていると考えれば、無理に食べさせる必要は無いので、親は自分の食事も楽しむことができます。もちろん、窒息の危険だけは注意しなくてはいけないので、見守りは必要です。
(3)外食がしやすい・食に対する興味が育つ
BLWのおかげかマイコ(娘)は食べることが大好きになりました。これによって外食がしやすいというメリットも生まれました。
レストランに入って親がご飯を食べている間、子供にはYoutubeを見せて凌ぐというご家庭も多いと思いますが、マイコは自分のご飯に集中します。食べさせてもらうという意識がないので、基本的には自分自身で食べてくれます。

幼児用のご飯を持ち込んで良いレストランであれば、娘用おにぎりを用意して、親が食べている間に娘に渡しておけば、一緒に食事を楽しむことができます。また、親が食べているもので食べられそうなものがあれば、分け与えて食べさせています。
ご飯の時間に飽きて騒いでしまうということがこれまで(約2歳半時点まで)一度もないので、(因果関係は確実なことは言えませんが)BLWをやって良かったなと思います。
ちなみにBLW開始初期からオヤツとして昆布や厚切り鰹節を与えていた結果、これらが大好物に!飛行機や新幹線など長時間移動の際に渡しておくと、静かに30分くらい舐めていてくれます。味覚を育てつつ食べ過ぎを心配しなくて良い、ありがたい暇つぶしになっています。

(4)手先が器用になる
BLWを行うと、手先を使って食材を口に運ぶという動作を何度も繰り返すため、手先が器用になるように感じます。
例えば、極小のシールを扱える、洋服のボタンを自分で掛けられる、対象月齢の高いより細かいレゴを組み立てられるなどが、同月齢の友達よりも比較的早い段階でできている様子です。食事に向かう際の集中力を発揮して、気づくと一人黙々と作業していることが多いです。
5、実践して気付いたBLWのデメリット
(1)汚れる・掃除が大変
BLWを行うと机の上、机の下、洋服、顔や頭がぐちゃぐちゃに汚れます。これは避けられません。いかに、後片付けを楽にするかというのが、BLWを継続させる上で大切だと考えます。

そこで、少しでも食後の後片付けを楽にするポイントを解説します。
- ペラペラのエプロンをする
- 取り外し可能な子供用テーブル
- 夏であれば洋服はオムツに下着一枚(まいた家流BLWの章で解説済)
- 椅子の下には洗いやすいマットや捨てられる新聞紙を設置(まいた家流BLWの章で解説済)
シリコン製よりペラペラのエプロンがおすすめ
エプロンをするメリットは床にご飯が落ちる量を少なからず減らせる、また、エプロンに慣れさせることで、外出時にも抵抗なく装着してくれる点です。
装着するエプロンは色々なタイプを試したのですが、下の写真の様なシリコン製のしっかりとしたエプロンだと、手を動かした時に一緒に引っかかって動いてしまい、動きづらそうでした。

一方で、以下のようなナイロン製のペラペラのエプロンだと動きやすそうで、汚れても洗濯機にポイっと入れられるので、掃除も楽でお勧めです。

取り外し可能なテーブル
まいた家では、子供用の椅子と机はSTOKKE TRIPP TRAPP及び、オプションの机(トレイ)を使用していました。

トレイが大きいのである程度の散らかりは受け止めてくれ、また、ふちが盛り上がっているため、少量の液体であれば床にこぼれません。
椅子から簡単に取り外し可能で、汚れも水でささっと流せるのでおすすめです。
(2)窒息の恐れ
BLWでは固形物を与えるため、窒息の恐れがあるのではないかということが、最大の懸念点かと思います。
この点に関しては、2017年にAmy brown氏による1151人の母親を対象とした調査結果が論文で報告されています。論文の結果部分をまとめると以下の通りです。
離乳スタイル(BLWまたは伝統的な離乳食)と窒息経験、スプーンやピューレ状の使用頻度と窒息経験との間に有意な関連は認められなかった。
窒息したことのある乳児のうち、伝統的な離乳食を食べている乳児は、BLW離乳食を食べている乳児に比べて、フィンガーフードおよび塊状のピューレの窒息経験が有意に多かった。
つまり調査結果によると、従来の離乳食とBLWの間で、窒息に関する危険性の差は見られなかったということです。また、調査結果では、伝統的な離乳食を食べている子供の方が、特定の食べ物(フィンガーフードや塊状のピューレ)においては窒息経験が多いという報告もされています。
ただしこの研究の問題点として、母親の数ヶ月間の記憶に頼っている点、及び、完全な窒息のみが調査されており、吐き気については調査されていない点が挙げられます。さらに、BLWコミュニティのSNSによって調査対象者は募集されており、BLWをよく見せたいという心理が調査結果に影響を与えている可能性も懸念されているため、あくまでこの調査結果は参考程度に考える必要があります。
幸いまいた家では窒息したことはありませんでしたが、子供の様子をつぶさに観察しながら、発達状態に合わせてBLWを慎重に進めていくのが良いでしょう。
(3)周囲の理解が得にくい
BLWはまだまだ一般的な食育法では無いため、下手に周囲に伝えると受け入れられない可能性があります。特に、祖父母世代にはいきなり固形食を与えるといった事実はショックを与える可能性があります。
まいた家でも、BLWの様子の写真を祖母に見せた際、「おかゆはもう食べたの!?」「詰まらせないの?」「食べさせてあげないの!?」「あなた達が子供の頃は・・・」といった、LINE攻撃を受けたことがあり精神的に疲れました。
無理に報告はせず、卒乳した時や離乳食を卒業したタイミングで報告するぐらいで良いと思います。
また、全ての食事をBLWでやらなくてはと考えると大変ですので、外食時や実家に帰った時などは無理にやらなくても良いと思います。
マイコ(娘)は1歳半年頃から保育園に通い始めましたが、保育園では他の子供達と同じスタイルで食事を行なっています。園にもBLWを行なっていることは言わずに、「自分で食べるのが好きです」程度に伝えましたが、特に食事で問題が起きることはなく毎日モリモリ食べている様子です。
まとめ
まいた家では二人目が産まれたとしても、まいた家流BLWを実践しようと思っています。情報が少なかったり、片付けが大変などデメリットもありますが、BLWで娘を育てた結果、総合的に考えるとメリットが大きいと感じています。
この記事が、BLWの導入を考えている方や、既に行っているけれども苦戦されている方たちの参考となれば幸いです。
また、BLWではシンプルな調理の食材を子供に与える機会が多いため、高品質で美味しい野菜や調味料を使用するのがおすすめです。美味しい野菜で育った娘は比較的野菜好きな子供に育っています。
関連記事では安心・美味しい野菜や調味料なども解説しているので、よかったらご参照ください。
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体験レビューは以下の記事でまとめているので、気になる方はご参照ください!
- まいた家おすすめの調味料や選び方についてはこちら!
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